女性からすれば挙式や披露宴の衣装とともに結婚指輪というのも非常に強い思い入れがある人が多いと思います。
婚約指輪の場合、冠婚葬祭にしかつけないということでそこまで重要ではないかもしれませんが、結婚指輪の場合日常でもずっとつけるのが基本です。
新婦によっては結婚後に形あ気に入らずに加工しなおすなどということもあるので、慎重に選ぶと良いでしょう。
結婚指輪の相場
平均や相場といえばまったく見当もつかないということが多いのではないでしょうか?
結婚指輪は新婦には100万円程度のものが必要ですか?とよく聞かれますが、案外そうでもないようです。
データによれば半分以上のカップルが新郎新婦ともに10万円以下の指輪を購入しているようです。
それでも夫婦で2つ必要なので20万円以上となります。
結婚式の費用も同時にかかるので指輪にお金をかけられないというカップルも多いようですが、このあたりは考え方だと思います。
極端な話ですが、
- 指輪を数万と安くして結婚式をより豪華にする
- 結婚式をせずに結婚指輪を豪華にする
というものもありだと思います。
両方ともそこそことなれば今回紹介しましたような結婚指輪は10万円以下となってくることが多いようです。
参照
「結婚指輪の相場!20代、30代、40代の年収ごとの相場を解説」
結婚指輪の選び方
婚約指輪の場合、新郎が秘密に購入してプレゼントするというシーンをよく目にしますが、実際には2人で一緒に購入しにいくということが多いようです。
結婚指輪でも同じように2人で購入しにいくというカップルが多いようです。
タイミングとしては結婚指輪の場合、納期に時間がかかることが多いです。
ですので挙式の3~4ヶ月前には注文しておくというスケジュールにしましょう。
参照
結婚指輪のデザイン
- ストレートライン
- S字ライン
- V字ライン
- エタニティリング
- セットリング
などとデザインの形はあるわけですが、このうちどのデザインにするのかについてポイントがあります。
それは
- 婚約指輪とデザインが合うかどうか?
- 日常でもつけたままにするので邪魔にならないデザインかどうか?
- 飽きが来ないシンプルなデザインかどうか?
ということです。
個人的には特殊なデザインを選択し、すぐに飽きてしまうという人が多いように思います。
日常でも長く使用するものですからシンプルなデザインのほうが飽きが来にくいといえます。
また逆説的ですが直観を信じましょう。
陳列の前に立つと予算やデザインそして店員の説明を受けて非常に迷ったり、混乱するものです。
それは当然で一生に一度しか購入しないものですので、失敗は許されないという心理が強く働くわけです。
人間には潜在意識というものがあって、ほんの数秒で印象を形成してしまいます。
そのため陳列の前でゆっくりとデザインを見ていくと気に入って飽きが来ない指輪は実は自分の中にすでに情報があるわけです。
陳列の前で冷静になることは難しいのですが、おすすめとしては
- すぐに決めないこと
- 一度陳列の前で吟味して店から出て2人で食事などしてもう一度冷静に検討すること
- 新郎と新婦の意見が違う場合には基本的に新婦の意見に従うこと
という方法があります。
一度その場から離れて店員がいないところで本音で予算やデザインなどを話し合ってみましょう。
また他にも指輪を購入できる候補の店があればそこにも行ってみます。
このように場所を少し離れることで見えてくることもあるわけで、すぐに即決するのはやめておくほうが良いと思います。
参照
結婚指輪と婚約指輪 壊れない指輪の選び方
結婚指輪というのは一生使っていくものではありますが、最近の指輪は華奢なものが多く
- 店で見てきれいなダイヤだったが、自宅で見ればきれいに見えない
- 石が取れてしまう
- 指輪がゆがんでしまう
などというようなちょっと信じられないようなこともあります。
しかも購入した指輪屋に行くと修理できないので、新しく購入したほうが良いというようなアドバイスもされてしまうこともあります。
婚約指輪、結婚指輪といえばとにかくデザインなど外見に目が行きがちですが、指輪を選ぶときには自分の目でチェックするようにしなければ後で後悔してしまうようにもなります。
婚約指輪、結婚指輪のダイヤの質や強度という観点からいきますと
- ダイヤモンドの濁りを正確にチェックする
- 指輪は材質、耐久性、デザインが奇抜すぎないか、製造方法、着け心地、価格の6つのポイントから選ぶ
ということがまず必要となってきます。
婚約指輪、結婚指輪でダイヤの質を確実にチェックする方法
ダイヤといえば
- 鑑定書でチェックする
- 4Cから選ぶ
というように少し詳しい方ならチェックをしていくかもしれません。
しかし
- 鑑定書は鑑定者によって評価基準が割と簡単に変わるので絶対のものではない
- 4Cというのもあくでもダイヤモンドの1つの側面を評価したものにすぎず本当のそのダイヤモンドの価値を評価するものでもない
というようにいえます。
ダイヤモンドの鑑定書というのは意外と知られていませんが海外では見られてもいない国がかなり多いのです。
というのも鑑定書よりも自分の目を信じるという人のほうが多いからですが、このようなダイヤモンドへの見方は一面では正解でもあります。
鑑定書にある4Cについて簡単に説明しますと
- カラット ダイヤモンドの重量を表わす
- カラー ダイヤモンドの色味を表わす
- カット ダイヤモンドの切削加工についての評価を表わす
- クラリティ ダイヤモンドの透明度を表わす
というような項目となっています。
参照
「結婚指輪の平均カラット!平均カラット数が最も指輪に向く3つの理由」
ダイヤモンドのカラーの選び方
カラーというのは
- DEF 無色
- GHIJ ほぼ無色
- KLM わずかな黄色味
- N~Z 非常に黄色や薄い黄色
というような評価となり、DEFが最も優秀となります。
ダイヤモンドも天然の石であり、このように無色で純粋な色ばかりでなく黄色が混じってくるほど評価を下げるというようになっています。
ただし鑑定書ではこのようなローマ字による評価と一律なりますが、イエロー、ブラウン、グレーといった色がダイヤモンドには入ってくるのですが、どの色が入ってのカラー鑑定なのかは誰が見てもわかりません。
ダイヤモンドのカットでの選び方
カットというのも以下のように評価されています。
- EX エクセレントの略
- VG ベリーグッドの略
- G グッドの略
- F フェアー(まずまず)の略
- P プアー(まずい)の略
やはりEXが最も評価が高く、下へ行くほどに評価が下がります。
ただしこのカットというのは磨き、仕上げの良さを評価したものでなく、あくまでもカットの対称性の正確さがどの程度かを評価したものでしかありません。
EXにかなりこだわる人もいますが、職人や機械によるカットの程度だけを表わしたものであると正確に理解しておきましょう。
ダイヤモンドでのクラリティでの選び方
最後のクラリティも以下のような評価基準がありますが、
- VVS1、VVS2 ごくごくわずかな内包物
- VS1、VS2 ごくわずかな内包物
- SI1、SI2 わずかな内包物
- I1、I2、I3 肉眼で見える内包物がある
というような意味になっています。
当然VVS1しかダイヤモンドとして価値はないだろうと思う人もいるかもしれませんが、VS2までであれば肉眼レベルではまったく違いもわかりませんし、使用上も問題がありません。
ダイヤモンドの耐久性や美しさというのはこの内包物よりも傷、割れのほうが実ははるかに重要なのです。
傷、割れというのは
- ダイヤモンドの耐久性に影響し、ひどくなれば石が割れてしまうこともある
- 反射をさえぎり美しさを内包物よりも損ねてしまうことも多い
というような悪影響を及ぼすのです。
傷については石の中にあればまだ良いのですが、表面にまで及ぶとちょっとした衝撃によって石が砕けるようなこともあります。
このように鑑定書の4Cのランクだけでは本当のダイヤモンドの価値というのはわからないわけですが、特に宝石店では特殊な照明を使い、また店内をあえて暗くすることで雰囲気作りをしてダイヤモンドが実際よりもきれいに見えてしまう傾向があります。
そのため肉眼では上のようなダイヤモンドのチェックポイントがわかりにくいのです。
ダイヤモンドを正確に自分の目で見極めるには
- 白の蛍光灯の下でダイヤモンドを透かせて見る
- 白の背景でダイヤモンドを見る
というようにします。
一番良いのは白の蛍光灯で、白の壁などを背景にして見ることですが、良心的な宝石店であれば
- 専門のブースが設置されている
- 顕微鏡を用意してくれている
というようなところもあるのでしっかりとダイヤモンドを自分の目で見るようにしましょう。
特に顕微鏡で拡大して見ればダイヤモンドの本当の素顔が見えるようになるはずです。
婚約指輪、結婚指輪の質をチェックする方法
婚約指輪と結婚指輪の材質をチェックしよう
最近の指輪の材質はまずプラチナがほとんどとなっていて、人気もあります。
変色したり、変質することが少ないので指輪には適しているのですが、反面デメリットとして強度が弱めというところにあります。
柔らかいというところがこの強度に影響してくるのですが、強度的にはK18ホワイトゴールドなどのほうが優れているといえます。
プラチナの場合には後述しますようなチェックポイントを満たすものについては十分な強度になりますので、さらにチェックをしていってほしいと思います。
- プラチナ
- ゴールド
- ホワイトゴールド
- ピンクゴールド
- イエローゴールド
というのが主な結婚指輪の素材といって良いです。
ホワイトゴールド
- ロジウムメッキによって色合いを出すものはメッキがはがれてきやすい
- メッキから金属アレルギーが出やすい
ピンクゴールド
- 汗、温泉によって変色してしまう
- サイズ直しができないことも多い
イエローゴールド
- 値段が安い
- 変色しやすい(放置しておくと大気と化学変化して赤っぽくなる)
- 強度がまずまずプラチナと同程度
というようなところもあって無難にいくなら結婚指輪の素材はやはりプラチナ、通常のゴールドというところになってくるかと思います。
また金属アレルギーの人にとってはアレルギーの出にくい
- ステンレス(サージカルステンレス)
- チタン
なども選ばれることもあります。
婚約指輪と結婚指輪の強度
最近は指輪でも細く、爪も小さなものがよく流通していますが、メーカーとしては使う金属が少ないので原価が安くなるということもあります。
指輪の強度的な観点でいえば
- 指輪は太いほど強度が強くなる
- 爪も大きいほどダイヤモンドが落ちにくい
というようになります。
後述しますように鋳造法で作られた指輪であればまず細めの指輪は避けたほうが良いと思います。
婚約指輪と結婚指輪でダイヤモンドが取れやすいデザインとは?
ダイヤモンドが取れるということは最近の指輪には多くなっている特徴ですが、
- ダイヤモンドをつける爪が細く、短い
- 爪の本数が少ない
- 二点留めでダイヤモンドをとめている
- 爪の小さいメレダイヤモンド(フルエタニティ、ハーフエタニティ)
このような指輪では特にダイヤモンドが取れやすいというデメリットがあります。
爪というのは歪み、曲がりも出てきますし、また摩耗も起きてきますので、ダイヤモンドを接着している面積が小さくなるほどダイヤモンドは取れやすいとなります。
参照
「フルエタニティ結婚指輪は後悔の元?選んではいけない人とは?」
婚約指輪と結婚指輪の製造方法による強度の違い
指輪の製造方法というのは主に2つの種類があります。
- 鋳造法 溶けた金属を鋳型に流し込む製法
- 鍛造法 金属をハンマーで叩くことで成型していく製法
結論からいいますと鍛造法が3倍以上の強度を誇ります。
ただし鍛造法ではデメリットもあって購入前に確認しておいて欲しいこともあります。
- 製造時間が長くなるので指輪の費用も高くなる
- デザイン的に限界があってシンプルなものしかできないことも多い
- 複雑なデザインのものはサイズ直しのできないものもある
鍛造法では叩くという製法なために金属に圧力を加えるので、金属内部の隙間がなくなりますので強度がしっかりとするということです。
ただし残念なことに今流通しているのはその多くが鋳造法によるものであり、オーダーメイドであっても鋳造法のものが多いといって良いです。
婚約指輪と結婚指輪を購入してはいけない店とは?
指輪に関しては上のような観点で選ぶべきですが、良心的な宝石店で購入するということも1つの目安となります。
- 爪が浅いもの、細い指輪が流行りと怪しげな情報で勧めてこないかどうか?
- アフターフォローや修理能力に実績があるかどうか?
- できれば店内に顕微鏡や白い蛍光灯でダイヤモンドを客観的に購入者にも判断できるようになっていること
参照
「結婚指輪の相場!20代、30代、40代の年収ごとの相場を解説」
「結婚指輪でよくある8つの後悔!後悔しない結婚指輪の選び方」
「ノンブランドVSブランド!結婚指輪はどっちが後悔しない?」
このような観点で宝石店自体も見極めていくと良いでしょう。
結婚式の準備で役に立つサイト

全国の式場から検索ができます。
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100万で行う結婚式の方法
式場探しから指輪の選び方、二次会会場の選び方など損なくする方法を紹介しています。