結婚式の準備の中でも式場の決定というのは金額的にも、また結婚式の雰囲気的にも非常に大きな要素といえます。
カップルにとってはどの式場にも目が移ってしまって、何か所も式場の下見に行ってしまうということもあるわけですが、まずは資料請求をして自分たちの尺度である程度数を絞ってから下見に行くということが重要といえます。
自分たちの挙式や披露宴のコンセプトを確認しよう
式場選びにはどのような結婚式にしたいのかというコンセプトが欠かせません。
ここが決まっていない状態で式場を下見にいってもまず混乱するだけとなってしまいます。
- 式場の予算
- 挙式スタイル
- 結婚式のコンセプト
といったことはまず固めてから式場の検討に入りましょう。
参照
式場の資料を集める
自宅に近い式場の情報は何件か何となく知っているかもしれません。
しかし居住市町村と、その隣接する市町村だけでも結構な数の式場があることもあります。
式場ではロケーションも非常に重要ですが、まずはいろいろな選択肢を含めて候補となりえる式場の資料を集めることからスタートさせていきます。
この資料集めの方法としてはいくつかあって
- 書籍や雑誌
- 式場紹介所
- インターネット
などといったものなどがあります。
最近では雑誌でもカラーでとても見やすく、しかも価格も数百円と非常に安く結婚式の雑誌が手に入ります。
このような雑誌からも情報を入手しても良いでしょう。
ただしデメリットとしては雑誌に広告を掲載する費用をかけているので平均的に相場が高い式場が多いということです。
式場の内容はほとんど同じでも雑誌に掲載していれば平均価格は高いです。
参照
ですので手間はかかりますが、式場はネットなどで自分で探すことが費用的には一番有利といえます。
検索するときに、結婚式場と地域名で検索すればヒットすると思いますので、そこで見学できるかどうかをチェックしていきます。
式場の資料を比較検討する
この段階でおそらく10を超えるような式場の資料が手に入っているということは少なくないと思います。
しかし資料に目を通すことで候補から外すべき式場も出てくるはずです。
式場下見について数多く回るのも無駄ではないですが、実際には結構混乱します。
たとえば予算を少し超えるけども外観が気に入ったと思って下見にいけば、余計に予算を超える式場で挙式したくなったというようなケースです。
結果、ずるずると決定が遅くなって、予算もオーバーしてというようなことになりやすいです。
式場の下見ははっきりといって長時間の作業で、あえて3~5箇所程度に絞るべきといえるでしょう。
これでも迷うときは迷うわけですが、最後には自分たちの基準で選択します。
今は資料を検討しているタイミングですが、
- 予算
- 招待客の人数
- ロケーション
- 写真をもとにした雰囲気
- 自分たちのコンセプトの挙式や披露宴となじむような式場かどうか?
といった点を比較考慮して3~5箇所に下見候補を絞っていきましょう。
式場下見のブライダルフェアに参加しよう
下見としてはブライダルフェアに参加するという形になります。
式場の資料や、雑誌、または個別の式場のサイトなどにブライダルフェアの日時や予約方法などが紹介されています。
このブライダルフェアは大きくいえば3つのパターンがあります。
- 総合フェア
- 試食会や衣装の試着会
- どちらにも該当しないフェア
一番当日の雰囲気がつかめるものとしては総合フェアが良いと思います。
衣装試着、試食、模擬披露宴、模擬挙式が企画されていて、トータル的に式場を判断することができます。
総合フェアではない場合、この総合フェアの一部を体感できるという趣旨のものが多く、すべてを体感することはできないと思います。
しかし会場の下見はできるわけで、最低限の情報は五感を通じて得ることはできます。
ブライダルフェアで注意したいこと
経験しないと当日の雰囲気はどのような感じかはわかりにくいのですが、
- フェアによっては大勢の参加者でごったがえしている
- 参加者などで圧倒されて何もわからないまま下見を終えてしまう
- お酒を飲み五感が麻痺した状態で参加して下見の意味がなくなる人もいる
というパターンは非常に多いです。
担当者に質問もできるのですが、はっきりといって誰が担当者かもわからないようなフェアもあります。
試食会ではお酒を飲むカップルもいますが、できればこれはやめたほうが良いと思います。
ブライダルフェアのチェックしたいポイント
参加する場合には特にチェックしておいて欲しいことがあります。
順番に記載をしていきます。
参加者として注意すること
- 男性はスーツやジャケット、女性もややフォーマルな恰好で参加する人が多い
- デジカメを携帯し気になるところは撮影しておく
- メモをとれるようにしておく
- 模擬挙式があるときにはスタッフの様子などもチェックする
- 当日は資料もたくさん配布されることもあるのでカバンは大き目のものを用意しておく
式場のアクセスをチェック
- 電車でのアクセスなど招待客の目線でアクセスをチェック
- 挙式と披露宴を別会場という場合には2つの施設の間のアクセスもチェック
- 式場の周囲は混雑していてうるさくないか?
式場の周囲のチェック
招待客には子供や高齢者といった自分たちとは違う年齢層の人もいます。
そのような人も施設が整っていれば満足感につながることも多いので、この点も細かくチェックしておきましょう。
- トイレの場所は近くて清潔か?
- トイレの数は十分か?
- 化粧直しのスペースは十分か?
- 控え室のスペースの広さと使用時間の制限はないか?
- エレベーターも十分か?
- バリアフリーになっているか?
- 託児所があったりして子供連れの招待客に対応できるか?
- 庭があって出入りできるようになっているか?
- 招待客用の更衣室はあるか?
メイン会場のチェック
特に広さ、天井の高さ、窓からの景色でかなり当日の印象は決まってきます。
このあたりは特に注意してチェックしておきましょう。
- 希望のスタイルの挙式ができるか?
- 招待客の人数と比較して広さは十分で、通行スペースも十分に確保できるか?
- 招待客同士の椅子が近すぎないか?
- 窓から見える景色は綺麗か?
- 音響の機能は十分か?
- 照明は光の量などの調整もできるか?
- バージンロードは理想のものとなっているか?
- 天井は低くて圧迫感を感じないか?
サービスのチェック
- フロントやドアマンなどの対応
- 衣装は希望のものがあるかどうかと持ち込み可能か
- 料理は子供や高齢者にも対応できるのか
- 料理は個別対応ができるのか
- ドリンクの種類は多いか?
- 費用節約のために持ち込みしたいものが持ち込みできるか
費用面のチェック
結婚式の費用を安くするということも視野に入っている場合には、式場の費用とともに、外注ということが欠かせません。
そのため費用について持ち込みがそもそもできる会場かどうか、またその持ち込み費用が高いのかどうはということは非常に重要といえます。
詳しくは以下のページを参照してください。
- 予算以内に収まるかどうか?
- 支払い金額と支払い方法や時期に問題はないか?
- 見積もり以外に追加料金はどのようなときに発生するか?
- 持ち込み費用はどの程度かかるのか?
外注することで費用が安くなるものとしては以下のようなものなどがあります。
すべてが外注して持ち込み可能ということは少ないかもしれませんが、どの程度の項目数が持ち込み可能かどうかは結婚式費用では大きな差を生むことになってきます。
- 衣装
- 装花
- ブーケ
- ペーパーアイテム
- ウェディングケーキ
- カメラマン
- 司会者
- 余興スタッフ
- 引き出物や引き菓子やプチギフト
式場の下見が終わった後にすぐするべきこと
1つの式場の下見だけでもかなり疲労することが多いと思います。
この段階で
- 五感を通して感じたこと
- メモ書きしたこと
- デジカメ撮影した写真
と大きくいえば3つのデータが残っていると思いますが、ゆっくりする前にまずするべきことはこのようなデータの整理です。
ひどいケースになると数日放置していて、複数の会場を下見してどこの式場の記憶かもわからなくなることもあります。
慎重に式場を下見すれば当然キャッチする情報も多いわけですが、後日見てもわかるように整理をしておきましょう。
私の場合、デジカメ写真とともにパソコンにデータを記録して後からわかるように整理しておきました。
結婚式の準備で役に立つサイト

全国の式場から検索ができます。
予約まで行えば10,000円の商品券の特典があります。
100万で行う結婚式の方法
式場探しから指輪の選び方、二次会会場の選び方など損なくする方法を紹介しています。